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2021-07-26 小林 裕彰

小学生でもわかるインフレとデフレについて

皆さん、インフレ・デフレについてちゃんと説明できますか?

今回は、小学生でもわかるようにインフレとデフレについて
記事にまとめてみました。

先に結論をお話します。

インフレーション(インフレ)とは、
みんなが欲しい量より、商品が少なくなると、値段は上がり、お金の価値が下がること。

デフレーション(デフレ)とは、
みんなが欲しい量より、商品が多くなると、値段は下がり、お金の価値が上がること。

もっと、かみくだいて説明します。

例えば、いつも200円でバナナ4本を買っていたサルがいたとします。(1本あたり50円)

しかし、ある時から、そのバナナが他のバナナより美味しいと噂になり、
多くのサルがそのバナナを求めて、お店に並ぶようになりました。

お店の店員は、バナナの仕入れが追いつかず、
いつもの本数のバナナを仕入れることができなくなりました。

それでも、店員は生活のため、売上を確保しないといけないので、
バナナの値上げに踏み切ったのです。

これからは、バナナ2本で200円で販売することにしました。(1本あたり100円)

サルは、今まで200円で家族4人分のバナナを手に入れていたのに、
これからは、400円出さないと家族4人分のバナナを手に入れることができません。

サルが握りしめていた200円(=お金)の価値は下がってしまったことになります。

この時、バナナなしでは生きられないサルの気持ちに注目してみるとどうでしょうか。

「バナナがこれ以上、値上がりしたら大変!今のうちに買いだめしよう。」
こういう消費行動が好景気に繋がり、さらにインフレを加速させます。
(過剰な消費行動によるインフレは危険です。)

一方、値上がりにより、サルがバナナを買い控えすると、
バナナは売れ残り不景気となり、バナナの値段は下がりデフレに進んでいきます。

大まかには、こんなふうに理解してください。

インフレやデフレは、なぜ起こるかというと、
「需要と供給の大原則」にたどりつきます。

経済を支配している最も大切な原則が「需要と供給」です。

株価の上昇や下落、物価の上昇や下落、不動産の上昇や下落、銀行金利の上昇も下落も、
まさにこの「需要と供給の大原則」から説明ができます。

先ほどのサルのお話に戻ります。

インフレにより、サルが握りしめていた200円(=お金)の価値は
下がってしまいましたよね。

ここから何が分かるかというと、
現金はインフレに弱い特性を持っているということです。

先ほどもお話した通り、インフレは好景気を加速させるので、
日本銀行は、2013年1月に「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、
これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
(なかなか、うまくいっていませんが)

私たちが考えなければいけないこと。
それは、このサルのようにならないためにも、資産を円だけで持つのを止めることです。
リスク許容度の範囲内で物価上昇率2%以上の運用を今のうちから検討することです。

今回の記事のまとめ

インフレーション(インフレ)とは、
みんなが欲しい量より、商品が少なくなると、値段は上がり、お金の価値が下がること。

デフレーション(デフレ)とは、
みんなが欲しい量より、商品が多くなると、値段は下がり、お金の価値が上がること。

インフレにより、サルが握りしめていた200円(=お金)の価値は
下がってしまいました。

今後、インフレは理論的には起こります。
なぜなら、日本が経済発展しようとする限り、物価上昇率2%以上を目指そうとするからです。

リスク許容度の範囲で、円以外の資産を保有することを検討してみましょう。

小林 裕彰FPrep株式会社

ライフプランの目的と手段を分け、 顧客が思い描く理想の未来を実現することが私の使命です
目的地のない旅が存在しないように、
目的のない人生は存在しないと思っています。

個別面談では、まず人生の目的を描くことから
スタートさせていただいています。

なぜなら、手段をいくら得たとしても
目的が曖昧なままだと、その手段すら意味を成さないからです。

例えば、どんな場所にでも確実にたどり着ける地図が存在
したとします。

しかし、どこに行きたいのかが曖昧なままだったら、どうでしょうか?
きっと、その地図は本来の機能を果たすことができません。

だからこそ、あなたの思い描く理想の未来を明確に描くこと、
要は、ライフプランの目的を決めることが何より大事です。

是非、理想の未来を実現できるライフプランニングを
一緒に考えて行きましょう。
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